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大学別対策

早稲田商学部の英語対策|過去問を解いた後、何を復習する?

2026-09-07

過去問を解き、採点をして、知らない単語を調べる。それだけで次の年度に進んでいませんか。早稲田商学部を目指す英語学習では、間違えた理由を、次に練習できる単位まで具体化することが大切です。

「長文が苦手」では、翌日の勉強が決まりません。「対比の後に書かれた条件を落とした」「意味はわかるが選択肢の言い換えに気付けなかった」と分ければ、復習する箇所と方法が見えてきます。

この記事では、過去問の誤答を分析し、次の演習につなげる手順を紹介します。以下の分類・練習問題・学習手順はCLAの提案であり、早稲田大学の公式採点基準や入試問題ではありません。

公式の出題意図から、復習の目的を確認する

早稲田大学商学部の2026年度英語の出題意図では、英語を通じた情報の収集・理解・他者への伝達が評価の対象として示されています。公表された解答例には、選択肢の記号で答えるものと、英文で答えるものの両方があります。早稲田大学商学部・2026年度英語の出題意図と解答例

この方針を踏まえ、CLAでは「なぜその答えになるかを本文に戻って説明すること」と「理解した意味を指定された形で表すこと」を復習に取り入れます。以下では、その中でも本文理解と選択肢の照合を中心に実演します。

1.採点前に「迷ったところ」を残しておく

制限時間を設けて解くときは、答えだけでなく、自信がなかった問題にも印を付けます。各大問に使った時間、読めなかった箇所、選択肢を二つまで絞って迷った箇所を短く記録してください。

長い反省文を書く必要はありません。「第2段落のthisが不明」「BとDで迷う」「最後は時間切れ」程度で十分です。解説を読んだ後では、解いていたときに何がわからなかったかを思い出しにくくなるためです。

正解でも、根拠を説明できない問題は復習の対象です。 一方、理由まで説明できる問題をすべて同じ量だけやり直す必要はありません。

2.誤答を六つに分ける

誤答の原因確認すること次に取り組む練習
語彙・語法語の意味や結び付きがわからなかったか文脈と短い用例を添えて覚え直す
構文主節・修飾関係・省略を取り違えたか該当する文を構造から説明する
文同士の関係対比・因果・具体例・指示語を追えなかったか根拠の前後を短く要約する
言い換え・選択肢本文と選択肢を意味で照合できなかったか同じ内容と違う部分を並べる
設問条件問われた範囲や否定表現を見落としたか設問を自分の言葉で言い直す
時間・進め方時間があれば解けたか、同じ箇所で止まったか時間を分けて解き直し、停止の原因を調べる

一問に複数の原因がある場合もあります。無理に一つに絞らず、「語彙の不足がきっかけで、対比を読み落とした」のように順序を記録しましょう。

時間切れだからといって、すぐに速読だけを練習する必要はありません。構文の判断に時間がかかるのか、選択肢を何度も読み直しているのかで、必要な対策は変わります。

3.自作問題で、本文と選択肢の照合を練習する

以下は説明用の自作英文です。早稲田商学部の実際の問題を再現したものではありません。

Some shops reduced delivery charges to attract new customers. Orders increased, but profit did not necessarily rise, because the cost of handling small orders also grew.

和訳:新しい顧客を呼び込むため、配送料を引き下げた店もあった。注文は増えたが、利益が必ずしも増えたわけではなかった。少額の注文を処理する費用も増えたからである。

問:本文の内容に最も合うものを選びなさい。

A. More orders always lead to higher profit.

B. Lower delivery charges can increase orders without increasing profit.

C. Customers prefer small shops to large online retailers.

D. The shops stopped accepting small orders.

正解はBです。配送料の引下げによって注文が増えても、利益の増加にはつながらない場合がある、という関係を表しています。

Aはalwaysによって、本文が否定している必然的な関係を作っています。Cの店の規模に関する好み、Dの注文受付の中止は、本文に書かれていません。

ここで大切なのは、alwaysという語だけを見て機械的に消すことではありません。本文に必然性の根拠がないため、この問題ではAが合わないという判断です。

4.間違えた一問を、次の一問に使える形へ直す

仮にAを選んでしまったなら、復習ノートには「AではなくB」とだけ書くのではなく、次のように整理します。

  • 本文の関係:注文増加と利益増加は必ずしも一致しない。
  • 誤答した理由:orders increasedだけを拾い、but以降の限定を落とした。
  • 次の確認:増えたものは何か、その増加から何を結論付けてよいかを分ける。

最後の確認は、別のテーマにも使えます。たとえば「情報が増えたこと」と「理解が深まったこと」、「選択肢が増えたこと」と「満足度が高まったこと」は、それぞれ同じではありません。

ただし、どんな文章も「増えてもよくならない」と読むわけではありません。本文がどの関係を認め、どの関係を限定しているかを、その都度確かめます。

5.段落は「何のためにあるか」まで説明する

英文を一文ずつ和訳できても、段落の役割がわからなければ、全体の主張を問う設問で迷うことがあります。

各段落について、「何が書かれているか」と「前後に対してどんな働きをしているか」を一行で書いてみてください。

たとえば「配送料の引下げで注文が増えた事例」と要約するだけでなく、「注文数だけで成果を判断できないことを示す例」と役割まで確認します。実際の役割は前後の文脈で変わるため、一段落だけを切り離して決めないようにします。

接続詞がない場合も、同じ概念の言い換えや具体化を手掛かりにします。逆に、howeverやbutがあるという理由だけで、それ以降を文章全体の結論と決め付けるのも避けましょう。

英文で答える設問も、意味と形を分けて見直す

英文記述では、まず設問の条件と、表すべき意味を確認します。その後、主語と述語、時制、修飾関係、必要な語句がそろっているかを点検しましょう。語句の指定や空欄の前後がある場合は、それらに接続できる形かも確認します。

公式解答例は判断の基準になりますが、別解があり得ることも公式資料で案内されています。語句が違うだけで誤答と決めず、意味と設問条件が一致するかを確認してください。一方、意味が似ていても、指定条件や文法を満たさない答案は修正が必要です。詳細な部分点を独自に断定することは避け、迷う答案は講師に確認しましょう。

6.翌日の勉強は、誤答原因から決める

過去問演習の後は、次のように一つか二つの課題を選びます。

見つかった課題翌日のタスク例
関係節の修飾先を取り違えた該当する文と別の例文で、修飾先と主節を説明する
言い換えに気付かなかった本文と正答の対応表現を三組取り出し、共通する意味を説明する
正答の根拠が弱かった解説を閉じて根拠を探し直し、他の選択肢との違いを説明する
一つの設問で止まった止まった理由を分類し、保留して先に進む判断も含めて練習する

解き直しでは答えを覚えていることがあります。同じ年度の点数上昇だけで実力が伸びたと判断せず、別の年度や未見の問題で、同じ確認手順が使えたかも見ましょう。

今日の復習では、間違えた三問を選び、「原因」「本文の根拠」「次にすること」を一行ずつ残すところから始めてみてください。

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